更新日：2020年08月11日

車のボディは、洗車時に水アカを落としたり、粘土でボディに付着した砂や鉄粉を落としたり、念入りにする方も多いと思います。

ナンバープレートも洗車時にこまめに水アカ等を落としておかないと、汚れが落ちにくくなってしまいます。
おまけに虫の死がいが付いたからといってゴシゴシこすったりすると、ナンバー部分の塗装がはがれるというトラブルが発生するかもしれません。
もちろんそうなると、車検に通りにくくなります。

ここでは軽視しやすいナンバープレートの汚れ落としについて紹介します。

洗車時に軽視しやすいナンバープレート

洗車時にボディの汚れは念入りに落とすけれど、ナンバープレートに関しては、簡単にしか洗っていないという人は多いのではないでしょうか。

洗車時に軽視されやすい部分ですが、ナンバープレートに関する法令は年々厳しくなっています。
万が一、ナンバー部分が汚れて見えにくくなっていたり、塗装がはがれていたりしたら大変です。
警察による取り締まりが厳しい地域では、違反キップを切られかねませんので、気を付けましょう。

ナンバープレートの汚れ落としは慎重に！

ナンバープレートの塗装ですが、ボディほどピカピカではないですよね。
そのため直射日光で強い紫外線を浴びると、ボディ以上に塗装が劣化しやすいのです。
ナンバープレートの汚れ落としは慎重にする必要があります。

ナンバープレートの正しい洗車方法

フロント側のナンバープレートは、車の最前方にあるため、虫の死がいが付着しやすくなっています。
一方リア側のナンバープレートは、リアガラスの汚れ水が流れ落ちるため水アカが付着しやすいです。

そうかといって、ゴシゴシと強くこするとナンバー部分の塗装がはがれやすくなります。
従って、軽くシャンプーで汚れを落とした後は、鉄粉取り用の粘土や消しゴムで水アカ落としするのがオススメです。
歯ブラシのような細かい刷毛で、文字以外の部分をゴシゴシこするようにして洗う方法もアリです。

いずれにしても最後は、ナンバー部分の塗装が劣化しないような対策が必要です。
ボディと同様にワックスで撥水加工をしたり、クリアー塗装用のスプレーをかけておいたりしても良いでしょう。

ボディの洗浄と同様にプロの業者にお願いする

車の洗車は、汚れを落とすというだけでなく塗装の劣化を抑えるという効果もあります。
もちろん洗車の後に、ワックスがけも忘れてはいけません。

またボディの洗車の際には、ナンバープレートの洗浄も大切です。
ナンバープレートの法規制も厳しくなっているので、ナンバープレートの劣化も抑えるよう心掛ける必要があります。

プロの業者の洗車方法

プロの業者が洗車する際には、いきなりカーシャンプーでボディを洗うということはしません。
まずは高圧洗浄機や勢いのある水をかけながら、ボディ全体の汚れを洗い流します。
そうすることで、表面に付着している砂や硬いホコリを洗い流すことができます。
いきなりスポンジやクロスでボディ表面の汚れを落とそうとすると、砂や硬いホコリがヤスリのような働きをしてしまいボディがキズ付くのです。

そして、上から下へと洗い流すというのも基本中の基本です。
ボディを洗う際には、羊の毛のように柔らかいムートングローブや泡立ちの良いスポンジがよく使われます。

とりわけムートングローブは、手袋式になっているので洗車中に地面に落とすという心配が要りません。

さらに洗車後の水の拭き取りの際には、マイクロファイバークロスがよく使われています。

このマイクロファイバークロスは、乾いた状態の際に硬くならないのでキズが付きにくいというメリットがあります。

プロの業者による仕上げのコーティング

近年、ボディコーティングの技術も随分と進歩しています。
昔は、ただ単に水をはじくだけの撥水コーティングだけでした。
ところが今では、雨ジミを抑える親水コーティング、雨ジミだけでなく水アカも抑えてくれる疎水コーティング等もあります。

またコーティング剤にも、ワックスコーティングだけでなく樹脂系コーティングやガラスコーティング等があります。
中でもガラスコーティングは、ボディ全体にガラスの膜が貼られるため何年も塗装面の劣化が防止されます。
そうなると、洗車後のワックスがけも不要になります。

その上、洗車も水をかけるだけなのでカーシャンプーも要りません。
洗車に時間を掛けたくないという方には、断然オススメです。

まとめ

洗車時に、軽視しやすいナンバープレートの汚れ落としについてご紹介しました。
現在は、オービス除けのカバーはもちろんのこと、透明のアクリルカバーさえ禁止されています。
ナンバープレートがきちんと見える状態であることはもちろんですが、車のボディ同様にきれいな状態を維持しておくことが大切です。

車の洗車やお手入れを、自分で行うのが大変という場合は、プロの洗車やコーティングを利用すると、手間なくきれいにできて便利ですよ。