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車のペンキの落とし方はどうしたらいい？ポイントを紹介

更新日：2020年07月2日

「車を駐車していたら、車のドアが接触して違う色のペンキが付いてしまった」「車の近くで塗装作業をしていたら、ペンキが付いてしまった」といった経験はありませんか。

ここでは、車に付いたペンキを手軽に落とす方法や、ペンキを自分で落とす場合のメリットやデメリット等をご紹介します。

車に付いたペンキの落とし方は？

車に付いたペンキの落とし方には、いろいろな方法があります。
例えば素人でも無理なくできるのが、シリコンオフやコンパウンドで落とすという方法です。
それでもダメなら、マニキュアを落とすのに使う除光液やラッカーシンナーです。
もちろんマニキュア用の除光液だけでなく、カー用品店に行くと車用の除光液も販売されています。
こうしたアイテムは、ペンキの落ち具合によって上手に使い分けるのがベストです。

いずれにせよ、そんなトラブルが発生したら、そのまま放置せずに早急に対処するのが何よりです。
とくに再塗装や補修塗装をした車だと、元の塗装面が傷んだり、変色してしまったりする恐れもあります。

したがって、できるだけ早急に何らかの対処をする必要があります。

まずはシリコンオフやコンパウンドを試す

ペンキの付いた箇所が少しだけなら、まずはシリコンオフやコンパウンドをオススメします。
また、今までペンキを落としたことがないという方にも適しています。

ちなみにシリコンオフやコンパウンドを知らないという方のために、簡単に紹介しておきます。
まずはシリコンオフですが、車のエンジンルームの油汚れなどに使うパーツクリーナーとよく似ています。
機械の表面に付いた油汚れを除去してくれる働きがあります。

次にコンパウンドですが、見た目は歯磨き粉のようなクリーム状になっています。
ただしその中には、傷を消すための研磨剤が配合されています。
一般的には、ボディに付いた傷を除去するのに使われます。

しかしながら、車に付いたペンキも表面を軽く削りながら除去してくれる効果があります。
そしてコンパウンドには「粗削り用」「仕上げ用」など、いくつかの種類があります。

したがって、まずは粗削り用のコンパウンドを使用するのがベストです。
いきなり仕上げ用のコンパウンドを使うと、研磨剤の粒子が細かく少量なので、ペンキが全然落ちないといったことにもなりかねません。

それから余談にはなりますが、洗車の際に発生しやすいボディの小傷に関してもコンパウンドを使うと目立たなくなります。

次に除光液やラッカーシンナーを試す

すでに紹介した、シリコンオフやコンパウンドでも、ペンキが落ちないというケースもあります。

そんな時は、除光液やラッカーシンナーを試すと、ほとんどのペンキが落ちます。

そのかわり除光液やラッカーシンナーは、かなり強力なので注意が必要です。
車のボディの塗装まで落としたり、変色させてしまったりする危険性もあります。

そのため、ペンキの周りに養生テープを事前に貼り付けておくことをオススメします。
そうすることで、車に付いたペンキの部分にのみ、除光液やラッカーシンナーを容易に塗ることができます。
それによって、車の塗装を落としたり変色させたりするのを防ぐこともできます。

自分でペンキを落とす際のメリット・デメリット

車に付いたペンキを自分で落とすには、上述したようにいろいろな方法があります。
そこでペンキの付き具合に合わせて、コンパウンドやラッカーシンナーをうまく使い分けるのがコツです。

またペンキを自分で落とす際には、メリットとデメリットも当然のことながら発生します。
それについてもう少し詳しくご紹介します。

メリット

「私は車に詳しくないので、何でも車の修理屋さんに任せる」という方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、車に付いたペンキを落とす程度なら、自分で落としたほうが安上がりなのは言うまでもありません。
何せ例え小さな規模のペンキでも、業者にお願いすると数万円はかかります。
それに何よりも、業者に預けると、その間は代わりの車が必要になります。
もちろんそうなるとペンキ落としの費用だけでなく、代車のレンタル費用も上乗せされることになります。

デメリット

自分でペンキを落とす際には、症状が酷いとそう簡単にはペンキが取れないこともあります。
とくに何か所もペンキが飛び散ったようなケースだと大変です。
とても素人では無理です。
それこそ業者にお願いしたほうが無難です。
おまけに除光液やラッカーシンナーを付けたウエスでゴシゴシこすると、元の塗装面まで傷つけてしまいます。
それにどんなケースでも、素人が慣れないことをすると元の状態に戻せるとは限りません。

どうしても他の塗装面とは見た目が違う、違和感が残るといった事態にもなりかねません。
そうしたデメリットを考慮すると、やはり業者にお任せしたほうがよい場合もあります。
何よりも普段仕事に追われている方であれば、そんな時間を割くことすらできません。