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車のフレームが歪んだらどのような症状がでる?修正は?費用は?

更新日:2023年05月30日

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車の土台となってエンジンやタイヤ、ボディを支えているフレーム。

大きな衝撃を受けると歪んでしまい、フレームが歪むとまっすぐ走行できなくなります。
もしも歪みが発生したならば、事故を起こさないために早めの修理が必要です。
この記事で車のフレームが歪んだときの症状と修理方法について解説します。

目次

車のフレームが歪んだときの症状

車のフレームはシャシーとも呼ばれており、骨組みとなる部分です。
エンジン、タイヤ、ボディなどを支える土台となる部品で、車を安全に走行させるにはなくてはならないパーツです。


強い衝撃を与えるとフレームは歪みます。

・側溝にタイヤが挟まり無理にふかした
・縁石にフレームがぶつかった
・事故を起こし他車と衝突した

 

上記がフレームが歪む一例です。
強い衝撃を与えたとき、そして無理な方向に車を動かそうとしたときにフレームは歪みます。
大きく歪むと目で見てわかりますが、少しの歪みだと実感しにくいです。

歪みが発生したときの症状

車に以下のような症状が発生したら、フレームが歪んでいるかもしれません。

 

・ハンドルを切っていないのに車が曲がって進む
・左右のタイヤの摩耗量が違う
・凹凸のある不整地を運転すると揺れが酷い

 

通常、車はまっすぐ進むように作られており、ハンドルを切らなければ直進します。

フレームが歪むとタイヤにも影響が出て、少しずつ曲がって進むこともあります。
左右のバランスが悪くなるので、右と左のタイヤへの負担が変わり摩耗量が違ってきます。

 

フレームの歪みは乗り心地にも影響があるのです。
不整地を走行して揺れが以前よりも酷ければ、フレームが歪んでいるかもしれません。

 

目で見てわかるぐらい大きく歪むと素人でも判断可能です。
しかし少しフレームが歪んだだけでは、素人では判断できません。
車に異変がありフレームの歪みを疑ったら、専門業者で見てもらいましょう。

 

多少フレームが歪んでも車は走りますが、歪み部分から亀裂が入るかもしれず、フレーム以外のパーツもダメージを受けているかもしれません。
歪みが発生したときは、そのままにせずに早めに修理を行いましょう。

 

歪んだフレームの修理方法

歪んだフレームを元に戻すには、フレームの状態を把握してから修理します。
フレームに力を加えて歪みを矯正することもあり、専門知識がない素人では修理は難しいです。

 

また修理後はフレームが元に戻ったか判断しないといけません。
無理に素人が修理すると余計に悪化するかもしれず、歪んだ場合は素直に業者に修理を依頼してください。

板金加工で修理するのが一般的

業者に依頼すると、多くの場合板金加工で修理します。
フレームの交換は行わず、歪んだ部分に手を加えて元の状態にしていきます。
歪みを目立たなくする方法であり、フレームを交換するのではありません。

 

フレーム交換は同じ寸法のフレームを用意する必要があり、交換後取り付けたら溶接します。
大掛かりな作業となるので、事故でフレームが使えなくなるようなケース以外でしか行いません。
軽微なフレームの歪みは、元あるフレームを修理します。

修理費用と期間

フレームの歪み修理は、10~100万円程度の費用です。
軽い歪みだと10万円前後、歪みが大きくなるほど費用が高いです。
また車種によっても修理費用は変わってくるので、まずは見積もりを取ると良いでしょう。

 

フレームが歪んでいると、他のパーツにも異常が出ている場合もあるので、余計に費用がかかるかもしれません。
金額が大きくなると、買い替えたほうが安く済むときもあります。
修理業者に見積もりを依頼し、その金額を見てどうするか決めると良いでしょう。

 

軽微な歪みだと数日で修理完了しますが、歪みが大きく複雑な作業を要すると1ヶ月程度かかります。
もちろん修理中はその車を運転できないので、他の交通機関を使うか代車を使用します。
修理期間が長いと代車使用期間も長くなります。

 

フレーム修理の注意点

フレームは可能な限り元の形状に戻すのが修理での作業です。
そのために、プロの業者に依頼しても完全に歪む前の状態には戻せません。
安全に走行できる状態になったとしても、乗り心地の変化や違和感を感じるかもしれません。
そのため、完全に元通りにはならないと覚えておきましょう。

 

もちろん修理後に運転していって、歪みが酷くなるようなことはなく車の使用に問題はないです。

そして修理を行うと、修理歴のある車となるために売るときの査定額は下がります。
場合によっては中古車として売るよりも、パーツを売った方がお金になるかもしれません。

 

まとめ

車のフレームは事故などでぶつけたとき、そして車体に無理な力を加えたときに歪みます。
大きな歪みは素人でも判断できますが、軽微な歪みは判断がほぼできません。
フレームの歪みを修理するとなれば、自分では難しいので業者に依頼しましょう。

 

どれぐらい歪んでいるかで修理期間が違い、修理費用も変わってきます。
修理すると安全に運転できフレームの歪みはなくなりますが、完全に元の状態に戻すことはできません。

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